(菊地)
ロシアの国民は自分の健康をしっかり管理できていると感じました。ロシアでは具合が悪くなったら病院ではなく薬局に行って、薬で様子を見るという考え
です。そのため薬の知識も豊富で、症状に合わせてどの薬を飲めばいいかも把握しているそうです。実際、街中のいたるところに薬局があり、日常生活で必
要な存在なのだと感じました。これはセルフメディケーションをしっかりできているからだと思うので、日本人も見習うところがあると思います。
日本ではすぐ病院にかかりがちなので、症状が軽度なら自分で治療するなど、1人1人が自分の健康に対する意識を高めていくことが出来ればいいなと思いま
した。
(村上)
ロシアでは、病院にかかるより前に、まずは薬局で薬を買って対応することが多く、自分で健康管理をしようという考えはロシアでは当たり前のようでした。
医療用医薬品についても処方せんなしで購入できるようですが、薬代については通常自己負担であるため、値段が変わらないということがあるようでした。
今回お話を伺った限りでは、医師をあまり頼りにしていないようにも感じられたので、ある意味ではそれも自分の健康を自分で守ろうという意識を強くして
いるのかなと思いました。
ロシアの薬局を訪問し、お話を伺う中で、薬剤師が主体となって患者さんの薬物治療を支えているのが印象的でした。日本において、リフィル処方箋や
セルフメディケーションが進んでいけば、今まで以上に薬局や薬剤師が果たす役割は大きくなっていくと思います。ロシアとはまた事情が異なりますが、
薬局や薬剤師が要となって患者さんや地域の方の健康を支えていくのだという意識で今後の業務に取り組んでいきたいとおもいました。
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